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クラバットって何?

最終更新: 2019年11月23日

こんにちは


幻想妖品店 草片堂

(ゲンソウヨウヒンテン クサビラドウ)

店主のENoKiです。




突然ですが皆さんはクラバットってご存知ですか?


名前だけ聞いてもピンとこない方の方が多いと思いますが、ファンタジーや歴史、ロリータファッションやスチームパンクファッションが好きな方なら一度は目にした事のある、あのファッションアイテムの事なんです。


今回は見たことあるけど名前は知らない、読めるけど書けない新潟みたいなあの謎の布についてご紹介致します。



1.クラバットって?


2.クラバットの歴史




1.クラバットって?



クラバットという名称だけだとなんだか馴染みがないなと思われるかと思いますが、実はあなたも結構目にしているあの布の事なのです。

その布を目にする機会は主に漫画やゲーム、 アニメーションの中などページの向こう側の世界が多いですね。

特にファンタジーや歴史を題材にした作品が好きな方はよく目にしていると思いますよ!

なんとなくクラバットってアレの事かなと見当はつきましたか?





正解はイラストの彼が首に巻いている布のことです。


あー見たことあるわー。

と思いましたか?


クラバットは首に巻き付けて結ぶ形で着用するネッククロスで、今日ネクタイと呼ばれている物のご先祖様なんです。


イラストのクラバットに似ているネッククロスで、ロリィタファッションやスチームパンクファッションの アイテムとしてコーディネートに使われる ジャボタイという物がありますが ジャボタイは一枚布を結ぶのではなく、ボタンやピンで首の後ろを止めて着用するタイプのネッククロスで 形状としては乗馬衣装に使われるストックに近い形をしています。


そのあたりのお話もまた今度じっくり書きたいなと思いますが

今回はクラバットの歴史についてもう少しお話したいと思います。

2クラバットの歴史



クラバットが生まれたのは三十年戦争期 (1618~1648年)というのが通説で、 三十年戦争のさなかフランス王ルイ13世が ハプスブルク帝国に対抗してクロアチア人騎兵部隊を組織しました。

その兵隊達が、首に巻いていたスカーフがクラバットの起源と言われています。


そのスカーフは彼らの妻や恋人が戦地に赴く彼らの無事の帰還を願って願掛けに贈った物だったそうで、そんなロマンティックな背景のある彼らのスカーフ姿にルイ14世が興味を示し側近に「アレはなにか?」と尋ねたところ、側近はアレをスカーフではなくクロアチア兵のことだと勘違いし、「クロアチア兵(クラバット)です!」と答えたためにそのスカーフのことをクラバットcravatと呼ぶようになったといわれています。

一説にはルイ14世のくだりはぶっとばしてただ単にクロアチア兵と一緒に戦っていたフランス兵がその装いを真似た事でネッククロスがクラバットとして伝わったという説もあります。


また、クラバットという言葉自体はそれよりも前の十四世紀フランスや、十六世紀のイタリアなどですでに使われていたそうですが、語源はともかくとして形としての近代クラバットは三十年戦争期のクロアチア兵の首に巻かれた布から誕生したと言われています。

何はともあれクロアチア兵の愛のスカーフからクラバットはフランス本国に伝わり、お洒落な男性や貴族のファッションに取り入れられました。

この辺のファッションの広がり方は今の流行の流れとあまり変わらないんだなという感じですよね。


その後ピューリタン革命の為にフランスに亡命していたチャールズ2世(フランスで9年間過ごす)が 王政復古によりイギリスへ戻った折に彼とともに クラバットはイギリスに伝えられました。

そしてさらに十年余りをかけてクラバットはイギリス本土やアメリカ植民地に溶け込んでいき、十七世紀末にはヨーロッパやアメリカ植民地では、クラバットはなくてはならないファッションアイテムになりました。


ここまでクラバットが浸透していったのには、この頃のマウンダー極小期(1645~1715年)による寒冷化で地球の気温が低かったことも一因と言われています。

寒いから防寒具としての側面で受け入れやすかったというのも頷けますよね。

その点今は温暖化傾向の地球なのでクールビズなんかもあり、ネッククロスが敬遠されがちなのは寂しいですね……


シンプルなシャツやブラウスでもスカーフやネクタイ、リボン、クラバットなどネッククロス一つでとても雰囲気が変わるので是非いつものファッションに取り入れてみていただきたいです!


草方堂では物語の挿絵の住人になれるようなページの向こう側の定番アイテムのクラバットやリボンタイなどの服飾小物をハンドメイド販売しております.











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よかったらのぞいてみてくださいね。



次回は初期クラバットと後期クラバットについて書いていこうと思います。



それではまたお会いしましょう。


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